「マッチングアプリを始めたものの、なかなか『いいね』が来ない」
そう感じている30代男性は少なくありません。プロフィール文を何度も書き直したり、年収や趣味の項目を見直したりと、改善の努力をしている方も多いでしょう。
しかし、いいね数を左右する最大の要因は、文章でも年収でもありません。プロフィール写真なんです。これは感覚的な話ではなく、東京大学の研究グループによる定量分析で示された結論です。
本記事では、マッチングアプリで男性のいいねが来ない原因を写真の観点から整理し、東大DSS研究のデータをもとに「いいね数を増やすための具体的な条件」を解説します。
自分で改善できるポイントと、最短で結果を出す方法の両方をお伝えします。
なぜプロフィール写真で「いいね」数が決まるのか
マッチングアプリでは、利用者は表示された相手のプロフィールを数秒で見て、いいねを押すかどうかを判断します。このとき、文章をじっくり読む前に、まず目に入るのが写真です。
つまり、写真の第一印象が「この人のプロフィールをもっと読もう」と思わせるかどうかを決め、その先のいいねに繋がります。どれだけ丁寧な自己紹介文を書いても、写真の段階で興味を持たれなければ、その文章は読まれないまま流されてしまうのです。
この「写真が入口を支配している」という構造を、東京大学の研究は定量的に裏付けています。

データで見る最大要因|写真を含むプロフィールがいいね数の71%を説明する(R²=0.711)
東京大学のDSS(Data Science School/社会システム分析)の研究グループは、マッチングアプリにおける男性ユーザーのいいね数を、複数の要因から分析しました。
その結果、プロフィール写真を含むプロフィール要因モデルの重回帰分析による決定係数はR²=0.711に達しました。決定係数とは「その要因群でいいね数のばらつきをどれだけ説明できるか」を示す指標で、1に近いほど説明力が高いことを意味します。R²=0.711という値は、いいね数の変動のおよそ71%が、写真を中心としたプロフィール要因で説明できることを示しています。
これは社会調査のデータとしては非常に高い説明力です。言い換えれば、いいねが来ない原因の大部分は、運やタイミングではなく、写真を含むプロフィールの作り方にあるということになるわけです。
逆に言えば、プロフィールを改善すれば結果は大きく変わる余地があるということです。
出典:東京大学DSS 研究ブログ
マッチングアプリで男性の「いいね」獲得に影響を与える要因の統計的分析
いいね数を左右する5要因(写真・年収・身長・同居形態・喫煙)
東大DSS研究では、さらに分析精度を上げるために、勾配ブースティングという機械学習の手法を用いて、いいね数への影響が大きい要因を順位づけしています。
その結果は、重要度の高い順に並べると、概ね次のようになります。
- プロフィール写真(最大要因)
- 年収
- 身長
- 同居形態(一人暮らしか実家暮らしか)
- 喫煙の有無
注目すべきは、写真が年収や身長を上回って最大の要因になっている点です。年収や身長は短期間で変えることが難しい属性ですが、写真は今日からでも改善できます。つまり、最も影響が大きい要因が、最も改善しやすい項目でもあるのです。
これは、いいねが来ずに悩んでいる男性にとって、むしろ希望のあるデータと言えます。

「一人暮らしvs実家」でいいね約5倍|意外な同居形態の効果
5要因の中で、多くの人が見落としがちなのが「同居形態」です。東大DSS研究のデータでは、同居形態によっていいね数に明確な差が出ています。
- 一人暮らしの男性:平均28.6いいね
- 実家暮らしの男性:平均5.8いいね
その差はおよそ5倍です。これは「実家暮らしが悪い」という単純な話ではなく、生活の自立感や、相手が会ったり関係を進めたりするときのイメージのしやすさが影響していると考えられます。
ここで重要なのは、この情報は写真やプロフィールの見せ方にも応用できるということです。
一人暮らしの方は、生活感のある自然な写真(自宅近くのカフェ、休日の外出先など)でさりげなく自立した暮らしを伝えると効果的です。
同居形態そのものを変えることは難しくても、プロフィール全体で「自立した大人の印象」を作ることは誰にでも可能です。

アプリ別・男性の平均いいね数という現実的な基準値
自分のいいね数が多いのか少ないのかを判断するには、基準値を知っておくことが役立ちます。主要マッチングアプリにおける男性の平均いいね数の目安は、おおよそ次の通りです。
| アプリ | 男性の平均いいね数(目安) |
|---|---|
| Pairs(ペアーズ) | 約38.6 |
| with(ウィズ) | 約20 |
| Omiai | 約20〜30 |
これらはあくまで平均値であり、上位層はこれを大きく上回ります。逆に、写真やプロフィールが整っていないと平均を下回ることも珍しくありません。自分の現在のいいね数をこの基準と照らし合わせれば、「改善の余地がどれだけあるか」を客観的に把握できます。
なお、どのアプリを選ぶかも戦略のうちです。30代男性に向いたアプリの比較は、別記事「夏のマッチングアプリ攻略法|6月末から始める最短戦略とおすすめアプリ3選」で詳しく解説しています。

自分で撮るかプロに頼むか|マッチング率2倍のデータ
写真が最大要因だと分かったら、次の問いは「自分で撮るか、プロに頼むか」です。
まずは自分で撮る場合の基準を押さえましょう。
- 自然光で撮影する(昼間の屋外や窓際)
- 顔がはっきり見える(マスク・サングラス・過度な加工は避ける)
- 清潔感のある服装(シワがなく、サイズの合ったもの)
- 真顔ではなく、軽く口角を上げた自然な表情
- 背景が散らかっていない
これらを満たすだけでも、印象は大きく改善します。可能であれば、自撮りではなく友人など第三者に撮ってもらうと、構図や表情が自然になります。
ただし、自力での改善には限界もあります。マッチングアプリ向けのプロフィール写真撮影サービスを利用したケースでは、マッチング率が36.4%から74.9%へ、およそ2倍に向上したというデータが報告されています。プロのカメラマンは、ライティング・構図・表情の引き出し方を熟知しているため、同じ人物でも印象が大きく変わります。
自分で何度撮っても結果が変わらないと感じる場合は、最も影響の大きい写真にコストをかけることが、結果的に最短ルートになります。
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まとめ:今日から変えられる1点と、最短で変える方法
本記事の要点を整理します。
- マッチングアプリのいいね数を決める最大要因はプロフィール写真(東大DSS研究、R²=0.711)
- いいね数に影響する5要因は、写真>年収>身長>同居形態>喫煙の順
- 同居形態では一人暮らし28.6 vs 実家5.8と約5倍の差。プロフィール全体で自立感を演出することが有効
- 男性の平均いいね数はPairs約38.6・with約20・Omiai約20〜30が目安
- 自力改善でも印象は変わるが、プロ撮影でマッチング率は36.4%→74.9%と約2倍の報告
最も影響が大きく、かつ今日から変えられるのが写真です。まずは明るさ・表情・清潔感の3点を見直し、それでも伸び悩むようであればプロ撮影という選択肢を検討してみてください。
参考記事
写真が整ったら、次は「どのアプリで・いつ始めるか」という戦略が重要になります。あわせて「夏のマッチングアプリ攻略法|6月末から始める最短戦略とおすすめアプリ3選」もご覧ください。

出典
– 東京大学DSS(社会システム分析)研究ブログ:https://dss.i.u-tokyo.ac.jp/blog/
– プロ撮影によるマッチング率変化(36.4%→74.9%):マッチングアプリ写真撮影サービス各社の効果検証データ
– アプリ別 男性平均いいね数(各アプリ公開・推計データ)
